動く量が減って増えた体重に、むくみまで加わったとき
以下は、複数の方の診療を一つにまとめて再構成したものです。特定のお一人の話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
どんな状態で来院されますか?
外に出ることが減り、家にいる時間が長くなって体重が増えたとおっしゃいます。寝る時間と食べる時間が一緒に乱れた時期と重なっています。
そこに脚のむくみが加わります。夕方になると靴がきつくなり、ふくらはぎが重いとおっしゃいます。体重よりもこちらのほうがつらいという方もいらっしゃいます。
むくみと太ることは違うのですか?
違います。ただ、一緒に起こることが多いのです。巡りが滞ると水分が下のほうにとどまり、体が重いので動かなくなって、また溜まっていきます。
ですから体重計の数字だけを見ても、何が増えたのかはわかりません。水分が抜けたのか、脂肪が減ったのかが区別できないからです。
何を見るのですか?
まず体成分を見ます。筋肉に比べて体脂肪がどれくらいか、そして下半身にどれくらい水分がとどまっているかを分けて見ます。
この検査を最初に行うのには理由があります。あとで何が変わったのかを、この基準で見る必要があるからです。体重計だけではわからないことを、ここで見ます。
脚が片側だけむくんでいないかも確認します。片側だけ目立ってむくみ、痛みや赤みがある場合は別の問題の可能性があるため、まず確かめる必要があります。
どのように診療しますか?
水分がとどまっていることから扱います。韓方薬で巡りを助け、胃腸が本来の働きをするようにしながら、体が使う力そのものが戻ってくるよう方向を定めます。
同時に、筋肉が落ちないように見ていきます。食べる量を減らすだけで落とすと筋肉も一緒に落ち、そうなるとあとで元の体重に戻りやすくなります。
動くことは、負担の軽いものから決めます。むくみが引く前に強い運動から始めると、長続きしません。
その後はどう過ごされましたか?
最初に変わるのは夕方の脚です。靴がきつくなくなり、ふくらはぎが軽くなったことを先に話される方が多くいらっしゃいます。
体成分は、最初に測ったものと並べて見ます。数字を読み上げるより、「前回はこうでしたが、今回はこうです」と一緒に見るほうが、ずっと実感しやすいのです。
この判断の限界は何ですか?
むくみには、腎臓や心臓、甲状腺のように、ほかの原因もあります。当院が見ているのは、その中の一つの筋道です。
片脚だけがむくむ、息切れがする、横になるとひどくなるといった場合は、そちらの診療が先です。何キロをいつまでに落としますとは申し上げません。
同じお悩みの方へ
- むくみと太ることは違いますが、一緒に起こることが多いです。
- 体重計の数字だけでは、何が増えたのかわかりません。
- 体成分を最初に測っておくことで、あとで比べる基準ができます。
- 食べる量を減らすだけで落とすと、筋肉も一緒に落ちます。
- 片脚だけがむくむ、息切れがするといった場合は、そちらの診療が先です。
当院は体重の数字だけを見ることはしません。 なぜ増えたのかは人によって違うので、その理由を探すところから始めます。
やせてはまた太ることを繰り返しているなら、一度いらしてください。 体重の数字より、なぜ増えたのかをまず探します。人によって違います。
原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。
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