O脚に良い運動は、特別にあるのでしょうか?
目次
30秒でわかるポイント
- 誰にでも合うO脚の運動はありません。
- 座って立ち上がるときに膝が内側に寄るなら、お尻の筋肉が支えきれていないということです。
- その状態で回数だけを増やすと、間違った動作を練習することになります。
- 立っているときだけでなく、動くときと片足で立ったときも合わせて見ます。
- 確認してから運動を選びます。
よく伺うお悩み
- 「O脚に良い運動って、特別にあるんですか?」
- 「YouTubeを見ても、何を信じればいいのかわかりません。」
- 「一人でやって、かえって悪くならないか心配です。」
O脚に良い運動は、特別にあるのでしょうか?
誰にでも合うO脚の運動はありません。同じO脚でも、どこが固まって
いてどこが弱いかが違うため、確認してから運動を選びます。
インターネットで見つけた運動をそのまま続けて、かえって痛くなって来院される方がいます。
運動が悪かったのではなく、その運動を必要とする体ではなかった場合がほとんどです。
スクワットのときに膝が内側に寄るのは、どういう意味ですか?
お尻の筋肉が脚を外側に支えられていないという意味です。力が
入った瞬間に太ももの骨が内側に巻き込まれ、膝どうしが近づきます。
診察室でお会いした方もそうでした。歩くときや運動するときに、膝と足首がしっかり支えられて
いない感じがよくあるとのことでした。実際に座って立ち上がるとき、片方の膝が内側に
寄り、体重も片脚に多くかかっていました。
この状態で回数だけを増やすと、膝が内側に寄る動作を繰り返し練習することになります。
運動が、かえってその癖を固める方向に働いてしまいます。
運動の前に何を確認するのですか?
じっと立った姿勢と、動いているときの姿勢の両方を見ます。骨盤と膝の
位置、股関節が回る範囲、そして左右の差を合わせて確認します。
立っているときは問題なさそうに見えても、動くと現れる場合が多くあります。そのため、静止した姿だけを
見ることはしません。股関節が前後に曲がったり伸びたりする程度、内外に回る程度を左右で比べて
見ます。
片足で立ってみることが、なぜ大切なのですか?
歩くとき、私たちは実際には片足で立つ時間を交互に繰り返しています。片
足で立ったときのふらつき具合が、歩行の安定性をそのまま表します。
この方は左右の股関節の機能に差があり、動くたびに片側に偏ったパターンが
繰り返されていました。歩くときに体重が内側と外側に均等に分かれていないことも、合わせて
確認されました。脚の形と動きのアンバランスが、一緒に現れていたのです。
この判断にはどんな限界がありますか?
動きを見て判断することには、見る人の目が入ります。撮影して
角度を測る機器を一緒に使わなければ、数字としては残りません。
また、運動をどう選んだほうが良いのかは、異なる運動を並べて行ってもらった資料が
あってはじめて言えることです。当院にはそのような比較資料はありません。ここに書いたのは、確認した
結果に合わせて選んだときに診察室で見てきた経過です。
当院では、運動をお伝えする前に、どんなタイプのO脚なのかを見極めます。 骨そのものなのか、骨盤と筋肉なのかによって、すべき運動が正反対になることもあります。
インターネットで見た運動をしても変わらない方は、一度測りにいらしてください。 今の脚に合うものから決めていきます。
同じ運動をしても、固まっているところと弱いところは人によって違うため、結果も異なります。
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