明け方に目が覚める夜が、
何か月も続いているなら

不眠症 · 睡眠障害

睡眠薬で覆い隠す代わりに、なぜ目が覚めるのかから探ります。眠らせる薬ではなく、目が覚めない体をつくる治療です。
症状が落ち着くまでに1か月、体を戻すまでに3か月とみています。少しずつこじれたものなので、ほどくのも少しずつです。

不眠症 · 睡眠障害
CLINIC PROGRAM

こんな夜を過ごしていませんか

寝つくことはできるのに明け方に目が覚めて、そのまま眠れないなら、
それも名前のある不眠症です。

こうした夜をくり返している方が、診察室にいちばん多くいらっしゃいます。そしてほとんどの方が、長く我慢してから来られます。「眠れてはいるから不眠症ではないだろう」と思いながら。途中で目が覚めて眠れなくなるのは睡眠維持障害という名前のある、不眠症のひとつのタイプです。

01

夜中2〜3時の目覚め

寝つくのは問題ないのに、
夜中の2〜3時になると目が覚めてしまいます。

02

ふたたび眠れない

一度目が覚めるとあれこれ考えが押し寄せ、
朝まで寝返りを打ちます。

03

寝てもすっきりしない

眠りはしたのに、起きると
昨夜より疲れています。

04

寝床に入るのが負担

今夜も眠れないのではと思うと、
横になること自体が負担です。

睡眠が足りないのではなく、 覚醒がオフにならないのです

あちこちで良いと聞いた方法は、もうひと通り試されたことでしょう。早く寝る、白湯、半身浴、そして睡眠薬。少しよくなっても、またあの明け方に戻ってしまったはずです。
原因がそのままなら、夜もそのまま戻ってきます。
研究では、慢性の不眠を「睡眠が足りない状態」ではなく、覚醒のしくみが夜になってもオフにならない状態として説明しています。横になっても体の待機モードが解けないのです。
韓医学では同じことを上熱下寒、つまり上には熱がこもり、下は冷えている状態と呼んできました。表現が違うだけで、指している場所は同じです。
そして、上にこもった熱も3つのタイプに分かれます。3つが違えば、使う薬も違います。
どのタイプかわからないまま方法だけを変えても、夜は変わりません。当院がまず検査から始める理由です。

1

顔が赤くなり、
熱がカッと上がる方

主な症状

  • • 顔が赤くほてる
  • • 脈に力がある
  • • 血圧・心拍数も上がっている

診断パターン

実火 — 目に見える熱

推奨治療

こもった熱を下げる方向

上に集まった熱を下げ、夜に落ち着けるよう助けます。

→ 横になったときのほてりと、寝つくまでにかかる時間をあわせて見ていきます。

2

胸が苦しく、
考えが止まらない方

主な症状

  • • 心配ごとが次々と続く
  • • 胸が苦しく、ため息が多い
  • • はっきりした熱はないのに、神経だけが張りつめている

診断パターン

鬱火 — 胸がつかえて眠れない状態(虚煩不得眠)。最も多いタイプです

推奨治療

滞ったものをほどく方向

つかえたものをほどき、夜に神経が落ち着けるよう助けます。

→ 横になってから考えが続く程度と、明け方に目が覚める回数をあわせて見ていきます。

3

手足は冷えているのに、
夜は顔だけに熱が上がる方

主な症状

  • • 手足が冷たく、顔色が青白い
  • • 夜になると顔に熱が上がる
  • • 寝ても回復しない

診断パターン

虚火 — 材料が足りないまま熱だけが浮いた状態

推奨治療

足りないものを補う方向

不足しているものを補い、熱がむやみに浮かないよう助けます。

→ 夜に上がるほてりと、朝の回復の程度をあわせて見ていきます。

測ることから違います

測ることから違います

感覚ではなく、数値で確かめてから始めます。

数値で確かめます
韓方薬の処方が必要な場合は、
血液・脳波・体成分の検査を先に行います。
数値に出ないものも診ます
腹診でお腹の緊張を、
脈診・舌診で体の傾向を確かめます。
当院の領域でなければご紹介します
睡眠時無呼吸が疑われる場合は、治療の前に
睡眠ポリグラフ検査のできる機関をご案内します。
根拠をお伝えします
なぜこの方向で治療するのか、
根拠のある話なのかをご説明します。
Treatment Process

治療はこの順番で進みます

1

原因を探ります

何時に目が覚めるのか、何が目を覚まさせるのかから確認します。痛み・夜間頻尿・逆流のように、体が目を覚まさせる原因が別にあれば、それに先に対処します。いつからこうなったのかもさかのぼります。抗生物質を長く飲んだあとから、という場合があるので必ずお尋ねします。

2

覚醒をオフにする治療をします

順番があります。1つめは消化器です。よい薬をお出ししても吸収できなければ素通りしてしまいますし、眠りに必要なホルモンのかなりの部分が腸でつくられるからです。
その次が、足りない材料を補うことです。長く眠れなかった体は、使えるものを使い果たして材料が空っぽになっています。
鍼・薬鍼で昼にたまった緊張をやわらげ、検査結果に合わせた韓方薬で崩れたリズムを取り戻します。寝床での習慣は寝床の再トレーニングで一緒に整えます。睡眠衛生のアドバイスだけをお伝えして終わりにはしません。

3

数字で確かめます

治療前に確認した指標を、再診のときにもう一度比べます。変化がなければ同じ治療をくり返さず、原因からもう一度探します。

4

開院以来2026年8月まで

検査にもとづく韓方薬の処方2,417件が、この基準をつくってきました。

睡眠薬を飲んでいらっしゃるなら

お薬はそのまま飲みながら始めます

はじめから減らすことはしません。寝つくまでの時間と夜中に目が覚める回数がまず変わってきたことを確かめてから、減らす話はその後です。

ご自分で急にやめないでください。一度にやめると、かえって眠れなくなったり、不安やふるえが出たりすることがあります。薬が悪いのではなく、やめ方のせいです。

減らす時期が来たら、その記録を持って処方元とご相談いただくようご案内します。減らす幅と速さは処方元が決めることで、当院の役目はその判断ができる体をつくることです。減らす途中でまたつらくなったら、ペースを落とします。戻ることは失敗ではありません。

薬をやめること自体が目標ではありません。目標は、薬がなくても眠れる体の条件をつくることで、減らすことはその結果としてついてきます。

減らし始めると、1週間ほどつらい時期が来ることがあります。前もってお伝えしておきます。薬が急に抜けるときに出る反応で、その話は別の記事にまとめてあります。

セルフチェック

2分でいまの睡眠の状態がわかります

最近の眠りの様子を、7つの項目で整理してみます。
結果で病気を決めることはありません。診療のときの参考になるようにまとめてお渡しします。

不眠症セルフチェックをする

よくあるご質問

Q. 寝つきはいいのですが、明け方に目が覚めます。これも診療の対象ですか?

A. はい、それが当院でいちばんよく診るタイプです。途中で目が覚める睡眠維持障害は、寝つけない場合とは原因もアプローチも異なります。何時に目が覚めるのかを伺うところから始めます。

Q. 睡眠薬を飲んでいますが、治療を受けてもいいですか?

A. 大丈夫です。飲んでいるお薬はそのまま続けながら始め、ご自分で急にやめることはおすすめしません。減らす時期が来たら、その記録を持って処方元とご相談いただくようご案内します。減らす幅と速さは処方元が決めることです。

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Q. 脳波検査で不眠症を診断するのですか?

A. いいえ。脳波検査は診断の道具ではなく、覚醒度の傾向を参考にし、治療の前後を比べるための資料です。診断は問診と睡眠パターンの評価で行い、必要な場合は睡眠ポリグラフ検査のできる医療機関をご案内します。

Q. 眠れてはいるのですが、深く眠れていない気がします。

A. 深い睡眠は、もともと眠りの前半にしか出てきません。とてもよく眠れた人でも一晩に1時間半ほど、眠れない人なら20〜30分です。一晩中深く眠っている人はいません。これを知っておくと、「深く眠れていない」という心配が少し軽くなります。

Q. 検査では異常がないのに、なぜ眠れないのですか?

A. 検査は組織の損傷や数値の異常を見るものです。夜に体がきちんと落ち着いているかといった問題は、とらえられないことがあります。腹診と脈診でその部分を確かめます。

Q. 認知行動療法(CBT-I)とは何ですか?

A. 眠りを妨げる習慣や考え方を、カウンセリングで正していく方法です。何時に寝て何時に起きるのか、眠れないときに何をしているのかを一緒に確かめ、ひとつずつ直していきます。薬だけでは届かない部分があるので併用します。

Q. どのくらい通えばいいですか?

A. 症状が落ち着くまでに1か月、体を戻すまでに3か月とみています。体が急にこうなったのではなく少しずつこじれたものなので、ほどくのも少しずつです。1か月だけ試してみたいということでしたら、むしろ始めないほうがよいとお伝えしています。1か月なら眠りの質は少しよくなるかもしれませんが、体調まではまだ上がってきません。決めた時点で変化を一緒に確かめ、続けるか方向を変えるかを一緒に決めます。終わりの見えないまま通っていただくことはありません。

Q. 昼間に病院へ行く時間がありません。

A. 平日は20:30まで、土日・祝日も16:00まで、年中無休で診療しています。仕事帰りに来院される会社員の方も多くいらっしゃいます。

診療お問い合わせ

ご不明な点はございますか?
丁寧にご案内いたします。

053-716-1175

평일(월~금) 10:00~20:30 / 주말·공휴일 09:00~16:00

점심시간(평일) 13:00 - 14:00 / 점심시간(주말·공휴일) 13:00 - 13:30

当院が目指していること

アラームが鳴る前に目が覚めない夜

昨夜何回目が覚めたかを数えなくていい朝。
寝床に入る時間が怖くない夜。

くり返す治療から抜け出し、健やかな毎日へ。

治療の経過や回復の速さは、睡眠の問題のタイプ、続いている期間、ほかに抱えている病気によって人それぞれ異なります。

健康コラム

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