腰よりも脚のほうがしびれます
お尻から太もも、ふくらはぎまで
ずっとしびれが下りてきます。
歩いている途中で立ち止まることが、
だんだん増えてきているなら
腰の問題なのか、脚の問題なのか、手術が答えなのか。その判断を、勘ではなく画像と数字をもとに一緒に行います。
腰と脚の痛みで来院される方の多くは、すでにいくつもの病院を回ってこられます。
そして、いちばんよく伺うのがこの言葉です。「ある所では手術しろと言われ、別の所では我慢しろと言われました。どっちが正しいんですか?」
その戸惑いは当然です。腰の問題は、まず名前から分かれるからです。椎間板ヘルニアなのか、脊柱管狭窄症なのか。この2つは原因も経過も、治療の順番も違います。
お尻から太もも、ふくらはぎまで
ずっとしびれが下りてきます。
長く座っていて立ち上がると、
しばらく腰が伸ばせません。
少し歩くと脚がはち切れそうになり、
休んでからでないと進めません。
横になっても楽な姿勢が
見つかりません。
上の4つのうち、どれがいちばん当てはまりましたか。
座った状態から立ち上がるときがつらく、脚に響くほうなら、腰椎椎間板ヘルニアに近いです。
歩いている途中で立ち止まってしまうほうなら、脊柱管狭窄症に近いです。
名前が違えば、確認すべきことも治療の順番も変わります。
椎間板ヘルニアは、飛び出したものが時間とともに小さくなることがあります。
脊柱管狭窄症も、放っておけば必ず悪くなる病気ではありません。
根拠は飛び出した椎間板と脊柱管狭窄症のコラムにあります。
ただし、この表だけで決めることはしません。
しびれがどこまで下りているかも見ます。脚全体がしびれる場合は、腰ではない別の原因の可能性もあります。
下の手がかりはあくまで出発点で、診断の確定は画像で行います。
経過は一人ひとりの状態によって異なります。
腰椎椎間板ヘルニアに近いタイプ
神経の圧迫と体の並びを一緒に
炎症と痛みに対処しながら、なぜそちらに押し出されたのか、体の並びもあわせて診ます。
→ 脚に響くしびれと痛みを記録して比べます。
脊柱管狭窄症に近いタイプ
歩ける時間を延ばしていく方向
神経にかかる負担と炎症を減らし、体重を分散して受けられるようにします。
→ 休まずに歩ける時間を測っておき、再診のたびに比べます。
つま先や足の甲が上がらないほどの力の抜け、排尿・排便のコントロールの変化、お尻の内側の感覚の異常。
ひとつでも当てはまれば、当院の治療ではなく、手術を検討できる医療機関が先です。その場合は治療を始めず、すぐにご案内します。
順番を飛ばすと、元に戻すのが難しくなる種類の問題です。
症状の手がかりを確認し、体型検査で体の並びを見ます。必要な場合は、2階の画像診断科と連携してX線・CT・MRIを確認します。椎間板ヘルニアなのか脊柱管狭窄症なのか、緊急のサインはないかを、この段階で見分けます。画像の確認なしに治療計画を立てることはしません。
圧迫された神経は、水をもらえなかった植物のようにしおれています。3つの方向からアプローチします。鍼・電気鍼で血管を広げて血を巡らせ、推拿(チュナ)治療で固まった部分をポンプのようにほぐし、薬鍼で腫れている部分を洗い流します。必要な場合は、血液・体成分の検査をもとに韓方薬もあわせて使います。
ただし、炎症が強い日は推拿は行いません。その日は薬鍼だけにして、推拿は次回に回します。
推拿は開院以来、2026年9月時点で14,286回行ってきました。
歩かないでくださいとは言いません。コルセットをどう使うか、しびれが出る前に早めに休んでまた歩く方法、1日にどれくらい歩くかを一緒に決めます。
歩ける時間と痛みの程度を記録し、再診のたびに比べます。決めた期間治療しても歩ける時間が延びなかったり、神経の症状が進んだりした場合は、手術を検討できる病院を先におすすめします。保存治療は手術を避けるための手段ではなく、手術が本当に必要かどうかを見極める過程でもあります。
最近2週間の腰の様子を、8つの項目で整理してみます。
結果で病気を決めることはありません。診療のときの参考になるようにまとめてお渡しします。
A. はい。ただし、順番どおりに診ます。緊急のサイン(足が垂れる、排尿・排便の変化)があれば、手術を検討できる所が先だとそのままお伝えします。なければ、保存治療でどこまで可能か、期間を決めて一緒に確かめます。付け加えると、代表院長自身も、腰椎4-5番の椎間板ヘルニアで手術を受けています。その前に1年半から2年、韓方でも西洋医学でも治療を受けながら耐えてみましたが、結局だめでした。だからこそ、手術のほうがよいと判断すれば、引き止めずに早めにご紹介します。MRIで飛び出しているから手術するのではなく、日常生活が送れなくなったときにするものです。手術をしても100%になるわけではなく、送れなくなっていた日常生活を、また送れるようにするためのものです。
A. 症状と診察だけで始められる場合もあります。ただし、脊柱管狭窄症が疑われる場合や、治療への反応が予想と違う場合は画像の確認が必要で、その場合は同じビル2階の画像診断科との連携で受けていただけます。
A. 「コルセットを着けると筋肉が弱くなる」という話は、研究をまとめてみたところ確かな根拠はありませんでした。大切なのはコルセットを着けるかどうかではなく、着けながら歩くかどうかです — 腰のコルセット、長く着けると筋肉が弱くなるのでしょうかにまとめてあります。
A. 狭くなった空間そのものを広げることが目標ではありません。その中で神経が受けている負担と炎症を減らし、体が体重を分散して受けられるようにすることが目標です。根拠は脊柱管狭窄症、手術以外に方法はないのでしょうかに文献とともにまとめてあります。
A. 適用されます。2019年から韓国の健康保険が適用されており、診療の前にどの治療に保険が適用されるかを先にお伝えします。
A. 状態によって異なります。初診で見込みの計画と確認の時期を決め、その時点での歩ける時間・痛みの変化をもとに、続けるか方向を変えるかを一緒に決めます。終わりの見えないまま通っていただくことはありません。
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くり返す治療から抜け出し、健やかな毎日へ。
よくなるスピードは、狭窄の程度、年齢、筋力、ほかに抱えている病気によって人それぞれ異なり、手術が最善である場合も確かにあります。
診療でよくいただく質問を、1本に1つずつ解説しています。
気になるところから選んでお読みください。