焼けるような胸
酸っぱいものが上がってきて胸やけがし、
喉に何かが引っかかった感じが残ります。
薬を増やしていく代わりに、
食事が楽になる方向へ。
食べたあとに後悔せず、寝ている間に酸っぱいものが込み上げて目覚めることもなく、近くで話すときに口を覆わなくていい一日。その一日を取り戻すことが、この診療の目標です。
検査では異常がないのにずっとつらいなら、
まだ診ていないところがあります。
薬をやめるとまた胸やけがする、そんな状態で何年も過ごされている方が多くいらっしゃいます。その間に食べる量が減り、気力も一緒に落ちていきます。
酸っぱいものが上がってきて胸やけがし、
喉に何かが引っかかった感じが残ります。
胃酸を抑える薬を長く飲んでいるのに、
咳と異物感が変わりません。
みぞおちが詰まったようで、
食べたあとしばらくつらいです。
歯をみがき、歯石を取っても、
近くで話すときに気になります。
みぞおちやおへそのまわりを押すと痛く、
全身が重く疲れやすいです。
胃酸を抑える薬には、胸やけが早く落ち着くという長所があります。
火事が起きた場所の警報器を止めることに近いのです。
警報器が止まれば、ひとまず静かになります。ただ、火事が起きた場所はそのままです。
必要な薬なので、やめてくださいという意味ではありません。当院が受け持つのは火元のほうだ、という意味です。
当院はその出発点を胃腸へ向かう血液に見ています。
血液が十分に届かないと胃酸の濃度が薄くなり、薄い胃酸では消化が遅くなります。
すると体は、足りない分を量で補おうとします。
胃酸が強いからではなく、薄いから。だからたくさん出て、あふれるのです。
そのため治療も、胃腸にふたたび血液が巡るようにする方向で進めます — 韓方薬と薬鍼、そして手でお腹を直接扱う内臓推拿(チュナ)。
経過は一人ひとりの状態によって異なります。
胃無力 · 食積 — 胃腸がうまく動かない状態
胃腸を動かす処方
運動性を高めて胃もたれを解消し、消化を助けます。
→ 少し食べただけでみぞおちが詰まる感じが軽くなり、お腹がやわらかくなっていきます。
肝胃不和 — 熱が上へ突き上げてくる状態
熱を下げ、粘膜を守る処方
突き上げる熱を下げ、食道粘膜の炎症を鎮めます。
→ 夜中に酸っぱいものが込み上げて目が覚めることが減り、喉に引っかかる感じが薄れていきます。
腸が冷えて働きが落ちた状態
腸を温める処方
お腹を温めて便通を整え、吸収を助けます。
→ 食べ物が胃腸にとどまる時間が短くなり、口から上がってきていたにおいも軽くなります。
胃腸にふたたび血液が巡るようにする方向で進めます。
どこが硬く、どこが痛いのかを手で確かめながら、温度もあわせて見ます。
そして患者さんご自身の手をのせて、直接触っていただきます。ここと、ここの温度が違うことをご本人が感じるほうが早いのです。脂肪は両側にあるのに片側だけ冷たいなら、その場所には血液があまり届いていないということです。
消化には3つの段階があります。飲み込んで送ること、胃で溶かすこと、小腸で吸収すること。
3つのうちどこが詰まっているかによって、使う薬が変わります。その場所を指してご説明します。
喉の異物感は、お腹の中だけでは説明がつかない場合があります。
いつ何を召し上がり、いつ横になるのかが大きく関わります。
警告サインがあれば、内視鏡での確認が先です。
最近2週間のお腹の様子を、8つの項目で整理してみます。
結果で病気を決めることはありません。診療のときの参考になるようにまとめてお渡しします。
A. 内視鏡は粘膜の炎症や潰瘍を見るものです。胃腸がどれだけよく動いているか、血液がきちんと届いているかといった機能の問題は映りません。機能が落ちていることが原因かもしれません。
A. 胃腸に血液が十分に届かないと、胃酸の濃度が薄くなります。薄い胃酸では食べ物が時間どおりに消化されないので、体は足りない分を量で補おうとします。そうして増えた胃液が上へあふれるのです。あふれているのは確かですが、強いからあふれるのではなく、薄いのでたくさん出て、あふれてしまうのです。
A. 胃酸の問題に加えて、胃腸が物理的にうまく動けない状態が重なっている場合です。食べたものが下りていかずにとどまり、ガスがたまってげっぷが続きます。この場合は韓方薬とあわせて、手でお腹を扱う内臓推拿(チュナ)を併用します。
A. 必要な場合があります。ご自分で急にやめることはおすすめしません。
胃酸の分泌を抑えると、体は酸を出せという信号をため続けます。その状態で薬が抜けると、ためていたものが一気に解き放たれ、かえってひどくなることがあります。逆流の症状がまったくなかった健康な人でも、8週間飲んでやめたときに44%に症状が出たという研究があります(根拠のまとめ)。
そのため、飲んでいるお薬はそのまま続けながら始めます。減らす時期が来たら、その記録を持って処方元とご相談いただくようご案内します。減らす幅と速さは処方元が決めることで、当院の役目はその判断ができる体をつくることです。
A. 症状を抑え込むのではなく、胃腸が自ら動けるよう助ける方向であれば、改善する場合が多くあります。ただし状態によって異なるため、診療で確認したうえでお伝えします。
A. まず歯科で歯ぐきや虫歯を確認していただくのが順番です。そちらに問題がないと言われてもにおいが消えないなら、胃腸もあわせて診ます。消化が遅く食べ物が長くとどまると、においが上がってくることがあります。
A. 治療中は控えたほうがよいですが、胃腸の機能が回復すれば、ときどき召し上がる程度は問題ありません。
A. 風邪をひいていても、眠っている間は咳が出にくくなります。眠っている間、脳が咳の反射をオフにしておくからです。ところが、逆流で気道が刺激されるのはオフにできません。そのため夜にも咳が出て、横になるとさらにひどくなります。夜の咳だけで来院され、逆流が見つかる場合があります。
A. ついてくる症状です。胃酸がたくさん出ていると、下りていってからも酸の度合いが合いません。そのため、逆流のある方は便通にも問題がついてきます。便秘でも下痢でも。食べるとすぐトイレに行かなければならない、長く我慢できない、という状態を当院では「ひりつく便」と呼んでいます。お腹の上だけを見て、下を見落とすことはしません。
A. 吸収がうまくいくと、脳はもう食べなくていいという信号を出します。吸収がうまくいかないと、その信号の代わりにもっと食べろという信号が届きます。お腹に何かがたまっているのにまた食べたくなり、とくに甘いものが欲しくなるのはそのためです。意志の問題だとは考えません。
A. そうなることがあるので、先にお尋ねしてから決めます。液体のものが、かえって逆流を招く場合があります。飲むタイミングや量を調整したり、剤形を変えたりしてお出しします。飲んでみてつらければ、すぐにお知らせください。我慢して飲むことは助けになりません。
의료진이 직접 전하는 건강 정보입니다.
日中はなんとか過ごせるのに、問題は横になった瞬間です。そのため枕を二つ三つ重ねたり、日によってはソファにもたれて眠ったりされます。横になると食道と胃が水平になり、眠っている間は酸を洗い流す唾液の飲み込みも減ります。その条件を元に戻す方法が三つ、数字で確認されています。
最近ちょっと調子がいいから、今日は飲まずに寝てみようか。そして数日後の夜、以前よりひどい呑酸で目が覚めます。明け方に水を飲みながら「私の胃は薬なしではだめなんだ」と結論を出してしまいます。その夜は胃が壊れた証拠ではなく、薬が急に抜けたときに起こる、予測された反応かもしれません。
薬を飲めば平気なのに、やめると1〜2週間でまた上がってきます。ここには「リバウンド」という仕組みがあります。逆流症状がまったくなかった健康な人でも、胃酸分泌抑制薬を8週間飲んでやめたところ、44%に呑酸(すっぱいものが上がってくる感じ)や胸やけが現れました。薬を自己判断でやめずにできることは何か、根拠を整理しました。