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2026年8月8日

何年も胃薬を飲んでいるのに、のどの異物感が消えないとき

キム・ジフン
医療監修 キム・ジフン 代表院長

以下は、複数の方の診療を一つにまとめて再構成したものです。特定のお一人の話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。

どんな状態で来院されますか?

胃薬を長く飲んで胸やけは軽くなったのに、のどに何かが引っかかった感じと空咳だけがそのまま残っているとおっしゃいます。

のどの奥に何かがずっと流れ落ちていく感じを一緒に話される方が多くいらっしゃいます。痰を吐いてもすっきりせず、冷たい空気を吸うとひどくなるとおっしゃいます。

胃腸の話だけをしに来られるわけではありません。声が以前のように出ない、長く話すとつらい、というお話も一緒に出てきます。

なぜ薬を飲んでいるのに、のどはそのままなのですか?

胃酸を抑える薬は、逆流した胃酸が食道を刺激するのを減らしてくれます。胸やけがすぐに落ち着くという利点があります。ただし、なぜあふれるようになったのかはそのまま残ります。

当院はその出発点を、胃腸へ流れる血液に見ます。血液が十分に届かないと胃酸の濃度が薄くなり、薄い胃酸では食べ物が時間どおりに消化されません。すると体は、足りない分を量で補おうとします。そうして増えた胃液が、結局上へあふれるのです。

ここに胃腸が物理的にうまく動けない状態まで重なると、食べたものが下りていかずにとどまり、のどへの刺激が続きます。

何を見るのですか?

お腹を押してみます。みぞおちと肋骨の下がどれくらい硬いか、下腹に力があるかを分けて見ます。

息を吸うときに胸とお腹がどこまで動くかもあわせて見ます。長く緊張してきた方は、この動きが小さくなっています。首や肩、胸の前側が固まっていることも、たいてい一緒に見られます。

服用中の薬は必ず確認します。長く飲んでいるなら、どれくらいの期間か、やめたときにどうだったかまで伺います。

どのように診療しますか?

服用中の薬をやめましょうとは申し上げません。胃腸が自分で動く力をまずつくり、減らすことは処方した医療機関と相談して、あとで決めます。

順番があります。まず冷えた胃腸を温め、動きを取り戻す方向に進めます。韓方薬と薬鍼、そして手でお腹を直接扱う内臓推拿(チュナ)治療を組み合わせて使います。

その次がのどです。固まった首と胸の前側をほぐし、呼吸が深く入るようにします。のどだけを先に扱うと下からずっと上がってくるので、この順番を守ります。

その後はどう過ごされましたか?

最初に変わってくるのは、たいてい食後のもたれ感です。のどの異物感はそれより遅れて薄れていく傾向があるので、その順番を前もってお伝えします。

のどが先に良くなると思って来院されると、「何も良くならない」と感じやすくなります。ですから、何から変わっていくのかを最初にお伝えします。

何回か診ても方向が定まらない場合は、別の確認をおすすめします。

この判断の限界は何ですか?

のどの引っかかり感には、甲状腺や喉頭・声帯の問題のように、ほかの原因もあります。当院が見ているのは、その中の一つの筋道です。

声のかすれが長く続く、飲み込みにくさがだんだん増している、体重が自然に減っているといった場合は、耳鼻咽喉科と消化器内科の検査が先です。

同じ症状の方へ

  1. 胸やけは軽くなったのに、のどだけがそのままという場合があります。
  2. 抑えることと、なぜあふれるのかを探ることは、やっていることが違います。
  3. お腹を押して、胃腸がどれくらい動いているかをまず見ます。
  4. 服用中の薬を当院がやめましょうと言うことはありません。処方した医療機関と相談して決めます。
  5. 声のかすれが長く続く、飲み込みにくいという場合は、そちらの検査が先です。

当院は胃腸だけを見ることはしません。 眠り・首・姿勢まであわせて見てこそ、ほどけていく場合があるからです。

薬を長く飲んでいるのに変わらないなら、一度いらしてください。 胃腸だけを見ることはしません。眠り・首・姿勢まであわせて見てこそ、ほどけていく場合があります。

原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。

気になる症状はありませんか?

平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。

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キム・ジフン

キム・ジフン 代表院長

検査では異常がないと言われたのに、不調が続いている方を診ています。お腹を押して診る腹診、舌を見る舌診、脈をとる脈診で体の状態を確かめ、確認したことを数字で記録して、次の診療のときに比べます。 痛みについては、痛む場所だけを見ることはしません。足の着地のしかたや顎のバランス、歩き方から原因を探します。治療の方針をご説明するときは、どの学術誌のどの研究なのかもあわせてお伝えします。ご自身で確かめられてこそ根拠だと考えています。

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