手軽な方法を求めていらしたのに、ほかのことが先なとき
目次
以下は、複数の方の診療をひとつにまとめて再構成したものです。特定の一人の方のお話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
どんな状態でいらっしゃいますか?
手軽に飲めるものを考えていらっしゃいます。忙しくて別に時間をとれる状況ではない、というお話を最初になさいます。
仕事のせいで食事の時間が遅く、会食が多い生活が長く続いているケースが多いのです。伺ってみると、体重が増えただけでなく、いつも疲れていて、お腹の調子や便通も整わないとおっしゃいます。
なぜすぐに始めず、ほかのことを先に診るのですか?
疲れと腸の状態がそのままで体重だけを減らそうとしても、長続きしないからです。体に力がないと、何を決めても続けるのは難しいのです。
腸の調子が整わないと吸収が遅くなり、吸収が遅いと「もう十分」というサインが遅れて届きます。その状態で量だけを減らすと、我慢するしかなくなります。
そのため、初診で順番を組み直すことが多くあります。いらっしゃるときに考えていたことと変わる部分なので、その理由を先にお伝えします。
何を診るのですか?
体成分とあわせて、一日がどのように回っているかを見ます。何時に食べて何時に寝るのか、会食はどれくらいの頻度かを、そのまま書き出します。
お腹と便通も見ます。よくお腹が痛くなる、便がゆるく整わない、という場合は、そちらを先に治療します。
どのように診療するのですか?
疲れと腸、そして体重を一つの流れとしてまとめて診ます。別々に扱わず、一つの処方の中で順番を決めて進めます。
食事内容は、守れないことは決めません。会食をなくせないなら、その中で守れることを決めます — 何を先に食べるか、何を残すか、といったことです。
運動も同じです。別に時間をとれないなら、日常で歩く量を増やし、短時間でできることから始めます。守れない計画は立てないほうがよいのです。
その後、どうお過ごしでしたか?
まず変わるのは朝です。起きるのが前よりつらくなくなり、その次にお腹の調子と便通が整ってくる、という流れが多いです。
体重はそのあとに動きます。この順番を最初にお伝えしておかないと、「どうしてやせないのか」とばかり考えてしまいます。
この判断の限界は何ですか?
生活を変えにくい状況であれば、診療もそれだけゆっくり進みます。その事実は、最初にありのままお伝えします。
疲れがひどい場合は、貧血・甲状腺・血糖のように血液検査で確認できるものを先に除外する必要があります。その結果をお持ちいただければ、一緒に見ます。
同じお悩みの方へ
- 疲れと腸の状態がそのままだと、体重だけ減らそうとしても長続きしません。
- 腸の調子が整わないと吸収が遅くなり、満腹のサインが遅れて届きます。
- いらっしゃるときに考えていたことと順番が変わることがあります — 理由は先にお伝えします。
- 守れない食事内容や運動は決めません。
- 疲れがひどい場合は、血液検査で確認できるものが先です。
当院は体重の数字だけを見ません。 なぜ増えたのかは人によって違うので、その理由を探すところから始めます。
やせてはまた太る、をくり返しているのでしたら、一度いらしてください。 体重の数字より、なぜ増えたのかを先に探します。人によって違います。
原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。
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平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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