首が片側に傾く斜頸は、どのように診るのですか?
目次
30秒でわかるポイント
- いつから起きたのかが、いちばん大切です。
- 赤ちゃんの斜頸は、早く始めるほど結果が良くなります。
- 赤ちゃんが片側にばかり顔を向けるなら、小児科の受診が先です。
- 大人に急に起きたものは、たいてい筋肉が固まったものです。
- ゆっくり進行する、ふるえを伴う場合は、神経内科の受診が先です。
よく伺うお悩み
- 「子どもの首が片側に傾いて見えます。」
- 「どの写真でも、顔が同じ方向を向いているんです。」
- 「放っておけば自然に良くなりますか?」
首が片側に傾く斜頸は、どのように診るのですか?
いつからなのかがいちばん大切です。赤ちゃんのときからなのか、成長の途中で出てきたのか、大人になって急に起きたのかによって、まったく別の話になります。
斜頸とは、首が片側に傾き、顔は反対側を向く状態をいいます。名前はひとつでも原因はいろいろで、扱い方もそれだけ異なります。
赤ちゃんの斜頸は、なぜ急ぐのですか?
片側の首の筋肉が短くなった状態を長く放っておくと、頭の形や顔の左右もあわせて変わってきます。成長期なので、早く始めるほど結果が良くなります。
赤ちゃんがいつも片側にばかり顔を向ける、片側からしか上手に母乳を飲まない、首の横にしこりが触れるという場合は、小児科やリハビリテーション科をまず受診してください。この時期の斜頸は、時間が結果を大きく左右します。
大人に起きるのは、どういうものですか?
寝違えたり首をひねったりして筋肉が固まって起きるものがいちばん多く、数日から1〜2週間のうちにほぐれます。
この場合は、痛みのせいで首を回せない状態です。固まった筋肉をほぐし、首の動きを取り戻すことが目標で、当院が主に扱うのもこちらです。
別に考えるべき場合もありますか?
あります。ゆっくり進みながら首が勝手に回ってしまう、ふるえを伴うという場合は、筋肉ではなく神経の問題のことがあります。
このような場合は神経内科の受診が先です。また、熱が出て首がこわばる、けがのあとに起きた、飲み込みにくい、腕に力が入らないという場合は、急いで確認が必要です。
この判断の限界は何ですか?
見た目だけで原因を確定することはできません。とくに子どもと大人ではまったく別の問題のことがあり、同じ基準で診てはいけません。
付け加えます。元の文章には「再発を防げる」という表現がありましたが、当院ではそのようには申し上げません。再発するかどうかは原因によって大きく異なり、それを裏づける資料を当院は持っていないからです。
当院では、なぜ首が傾くのかから見極めます。 筋肉が短くなったのか、目や姿勢につられたのかによって方向が変わります。
お子さんの首が片側に傾いているなら、早めのほうが良いです。 早く診るほど、対応できる幅が広がります。
始めた時期と原因によって、経過は大きく変わります。
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