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2026年8月8日

夜、肩が痛くて寝返りが打てないとき

キム・ジフン
医療監修 キム・ジフン 代表院長

以下は、複数の方の診療を一つにまとめて再構成したものです。特定のお一人の話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。

どんな状態で来院されますか?

日中はなんとか我慢できるのに、夜になるとズキズキして寝返りを打つのもつらいとおっしゃいます。肩のことで初めて来院される方の中では、この夜の痛みで来られる方がいちばん多くいらっしゃいます。

痛い側を下にして寝られなくなって久しい、というお話も一緒に出てきます。眠れないので日中も体が重く、そのため肩よりも疲れのほうを先に話される方もいらっしゃいます。

なぜ夜のほうが痛むのですか?

日中は腕を動かしている間に血が巡りますが、夜は肩が一つの姿勢で固定されます。炎症のある場所に圧力がそのままかかることで、痛みが際立ちます。

横向きに寝て痛い肩が押されると、さらにひどくなります。そのため「どんな姿勢で寝ればいいですか」という質問をよく受けます。姿勢だけでは解決しない時期があることを、まずお伝えします。

ただの肩こりとは、どう見分けますか?

いちばん確かなのは、「人に上げてもらっても上がらないか」です。力を抜いてほかの人に腕を持ち上げてもらっても、ある角度で引っかかるなら、関節そのものが固まっているほうと見ます。

ご自宅で試せることが三つあります。手を後ろに回して手の甲を背中の上のほうへ上げ、反対側と比べてみること。腕を横に開いて耳につけてみること。そして、痛い側を下にして寝られなくなって2週間を超えているか数えてみることです。

三つのうち二つ以上当てはまるなら、一度診てもらうほうがよいでしょう。

待っていれば治ると聞きましたが?

時間とともに良くなっていく場合はあります。ただ、その間の痛みと眠れなさをそのまま耐えなければならず、長く固まっていた肩は、炎症が治まったあとも動きがすべては戻らないことがあります。

そのため「治る/治らない」でお答えするのではなく、今どの時期なのかをまず見分けます。痛む時期、固まる時期、ほどけていく時期とでは、やるべきことが違うからです。

どのように診療しますか?

痛む時期には痛みと炎症を扱うことに重きを置き、固まる時期に移ったら、動く範囲を取り戻す方向へ移します。

痛みがひどい時期に肩を大きく回す運動から始めると、かえって刺激になります。その時期には、腕をだらりと下げて軽く揺らす程度だけをおすすめします。

腕が上がる角度は測って記録しておきます。ただし、患者さんには数字でお伝えしません。「前回はここまででしたが、今日はここまでです」と一緒に見ていただくほうが、ずっと実感しやすいからです。

この判断の限界は何ですか?

夜に痛む肩がすべて同じというわけではありません。腱が切れている場合や、石灰がたまっている場合も、夜にひどくなります。

転んだり腕を強く引っぱったりしてから痛むようになった、腕に力が入らない、熱も一緒に出ているといった場合は、整形外科の検査が先です。

同じ症状の方へ

  1. 夜にひどくなるのは、肩が一つの姿勢で押されるからです。
  2. 人に上げてもらっても上がらないなら、関節そのものが固まっているほうと見ます。
  3. 手を後ろに回す・耳につける・痛い側を下にして寝られない――二つ以上当てはまるなら一度診てもらってください。
  4. 痛みがひどい時期に、大きく回す運動から始めることはしません。
  5. けがのあとから痛む、腕に力が入らないといった場合は、整形外科の検査が先です。

当院は、腕が上がる角度を測ってから始めます。 夜に寝返りが打てるようになることを、最初の目標にします。

夜に痛くて寝返りが打てないなら、一度いらしてください。 当院が真っ先に取り組むのが、その夜の痛みです。眠れてこそ回復が始まります。

原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。

気になる症状はありませんか?

平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。

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キム・ジフン

キム・ジフン 代表院長

検査では異常がないと言われたのに、不調が続いている方を診ています。お腹を押して診る腹診、舌を見る舌診、脈をとる脈診で体の状態を確かめ、確認したことを数字で記録して、次の診療のときに比べます。 痛みについては、痛む場所だけを見ることはしません。足の着地のしかたや顎のバランス、歩き方から原因を探します。治療の方針をご説明するときは、どの学術誌のどの研究なのかもあわせてお伝えします。ご自身で確かめられてこそ根拠だと考えています。

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