睡眠薬を減らしていくことはできますか?
目次
30秒でわかるポイント
- 睡眠薬を減らしていくことを目標にすることはできます。
- ただし、ご自身の判断でやめないでください。急にやめると、かえってつらくなります。
- 薬はそのまま飲み続けながら始めます。
- 減らす速さと幅は、当院が経過を見ながら決めていきます。
- いびきがひどい、気分の落ち込みが長く続いているといった場合は、そちらの確認が先です。
よく伺うお悩み
- 「睡眠薬を減らしたいけれど、怖いんです。」
- 「飲まないとまったく眠れない気がして。」
- 「長く飲み続けても大丈夫なのか心配です。」
睡眠薬を減らしていくことはできますか?
減らしていくことを目標にすることはできます。ただし、自己判断でやめるのは危険です。いつ、どれくらい減らしてみるかは、当院が経過を見ながら決めていきます。
この一文を冒頭に置くのには理由があります。「韓方治療で睡眠薬をやめる」と聞くと、今日からすぐ飲まなくてよいと思われる方がいらっしゃいます。急にやめると、かえって眠れなくなり、不安や震えが出ることもあります。
なぜ減らしたいと思われるのでしょうか?
薬を飲んでも以前ほど眠れなくなった、というお話がいちばん多いです。同じ量では足りなくなり、かといって増やすのも心配――そんなところで来院されます。
日中ぼんやりする、朝すっきりしない、記憶がぼやける、というお話もよく伺います。眠ってはいるけれど、その眠りが望んでいた眠りではない状態です。
韓方治療はその中の何を扱うのですか?
薬の代わりになるのではなく、眠れなくさせている体の条件を扱います。その条件が減れば、同じ薬でも寝つきが良くなり、減らす余地が生まれます。
体の条件とは、たとえばこういうものです。頭に熱がこもって、横になっても考えが止まらない状態。日中の緊張がほどけず、夜まで続いてしまう状態。消化が悪くて夜中に目が覚める状態。どれが大きいかは人によって違います。
どんな順番で進めますか?
薬はそのまま飲み続けながら始めます。寝つくまでの時間や夜中に目が覚める回数が変わってくるのが先に見えてきて、減らす話はその後です。
減らす段階になったら、その記録を持って処方した医療機関とご相談いただくようご案内します。減らす幅と速さは、処方した医療機関が決めることです。一度にやめるのではなく、階段を下りるように少しずつ下りていきます。減らしている途中でまたつらくなったら、ペースを落とします。後戻りすることは失敗ではありません。
この判断の限界は何ですか?
韓方治療を受ければ睡眠薬を減らせるということを、当院は数字として持っていません。ここに書いたのは、診察室で見てきた流れです。
大事なことを付け加えます。眠れないことには、別に扱うべき原因があります。甲状腺の病気、睡眠時無呼吸、むずむず脚症候群、うつなどです。いびきがひどい、寝ている間に呼吸が止まることがあるという場合は、睡眠検査が先です。気分の落ち込みが長く続いているなら、そちらの診療が先です。
当院は、薬をやめましょうというお話から始めることはしません。 減らすことは処方した医療機関と相談すべきことで、当院は減らせる体の状態をつくる側です。
薬を減らしたいのに踏み出せずにいるなら、一度いらしてください。 今の状態で何から始められるかをお伝えします。
飲んできた期間や量によって、減らしていく過程は人それぞれです。
気になる症状はありませんか?
平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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