ゴルフ肘とテニス肘はどう違うのですか?
30秒でわかるポイント
- 肘の外側が痛ければテニス肘、内側ならゴルフ肘です。
- 運動をしない方にも同じように起こります。
- 腱が骨に付く場所なので、治るのに時間がかかります。
- 肩が役割を果たせないと、肘が代わりに働きます。
- 指に力が入らない、腫れて熱を持つ場合は、ほかの検査が先です。
よく伺うお悩み
- 「肘が痛いんですが、ゴルフ肘なのかテニス肘なのかわかりません。」
- 「物を持つと肘が痛みます。」
- 「休むと大丈夫なのに、また使うと痛くなります。」
ゴルフ肘とテニス肘はどう違うのですか?
痛む場所が違います。肘の外側が痛ければテニス肘、内側が痛ければゴルフ肘と呼びます。運動をしない方にも同じように起こります。
名前のせいで誤解が生まれます。ゴルフもテニスもしないのに、なぜこの病気なのかと聞かれます。名前はその競技でよく見られることから付いたもので、実際には手首を繰り返し使う作業なら何でも原因になります。
どんな動作で痛みますか?
テニス肘は手首を上に反らしたり物を握ったりするとき、ゴルフ肘は手首を下に曲げたり何かを引っ張ったりするときに痛みます。
外側が痛む方は、やかんを持つとき、ドアノブを回すとき、雑巾を絞るときに痛いとおっしゃいます。内側が痛む方は、重い物を持ち上げるときや、スコップで掘るような引っ張る動作で痛いとおっしゃいます。
なぜなかなか治らないのですか?
腱が骨に付く場所は血の巡りが少なく、手首は一日中使う場所なので休ませにくいからです。
足底筋膜炎と同じ性質です。腱が骨に付く場所は治るのに時間がかかりますが、仕事をしながら手首を使わないわけにはいきません。そのため、使わないようにと言う代わりに、使い方を変える方向で考えます。
肘だけ診ればよいのですか?
首と肩も一緒に診ます。肩が役割を果たせないと、肘と手首がその分を肩代わりすることになり、その負担が腱の付く場所にたまっていきます。
ストレートネック(いわゆる「スマホ首」)や丸まった背中があると、肩が前に巻き込まれます。その状態で腕を使うと、肩が出せる力が減り、肘がより多く働くことになります。片側だけ繰り返し痛む方によく見られる流れです。
この判断の限界は何ですか?
首・肩と肘の痛みがつながっているというのは診察室で見た流れであり、対照群を置いて確かめたものではありません。
付け加えます。肘の痛みにはほかの原因もあります。神経が圧迫されている場合、関節そのものの問題、まれに感染や関節炎です。腕がしびれる、指に力が入らないといった場合は神経のほうを別に確認する必要があり、腫れて熱を持っている場合はほかの検査が先です。
当院では、まず内側なのか外側なのかを確かめます。 同じ肘でも、どちら側の腱が傷んでいるかによって、休ませるべき動作が変わります。
肘の痛みが何週間も変わらない方は、一度いらしてください。 どこが痛むのかを確かめるのに、時間はかかりません。
お仕事の種類やこれまでの期間によって、回復の速さは人それぞれ異なります。
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