生理のたびに眠れなくなるとき
目次
以下は、複数の方の診療を一つにまとめて再構成したものです。特定のお一人のお話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
どんな状態でいらっしゃるのですか?
ふだんから寝つくまでに時間がかかるのに、生理の前後はとくにひどくなり、明け方に2〜3回は目が覚めるとおっしゃいます。
1週間前からイライラしやすくなり、食欲が増し、胸と腰が重くなって、始まってから2日目まで腰の痛みが続くとおっしゃいます。
痛み止めが以前ほど効かず、睡眠導入剤も試してみたものの、翌日のぼんやり感のほうがつらかったそうです。
なぜ睡眠と生理痛を一緒に診るのですか?
別々に起きた二つではなく、同じところから出ていることが多いからです。血を巡らせる力が落ちると、両方に現れます。
下腹部の巡りが滞ると、子宮のまわりの筋肉や靭帯に負担がたまり、痛みが腰まで広がります。同じ状態が、夜には眠りが浅くなる形で現れます。
何を診るのですか?
おなかを押してみます。胃腸のあたりに痛みがあるか、下腹にしこりのような感じがあるかを見ます。
下まぶたの内側の色も見ます。赤みがほとんどなく白っぽければ、血が本来の働きをできていないほうと考えます。
韓医学では、このような状態を「血虚(けっきょ)」といいます。
食事の時間も伺います。食事をきちんととれず、長く出前の食事で過ごしてきた方が多くいらっしゃいます。そうなると吸収が落ち、体全体が疲れてしまいます。
どのように診療するのですか?
血が本来の働きをできるよう補う方向と、下腹部の巡りを助ける方向を一緒に考えます。痛みだけを抑えておく方向には進みません。
食事の時間を決めることも、診療の一部と考えています。吸収が落ちていると、何を入れてもあまり活かされないからです。
睡眠導入剤を飲んでいる方に、やめましょうとは申し上げません。睡眠が安定したら、そのときに減らすことを処方した医療機関と相談します。
その後、どのように過ごされましたか?
ふだんの睡眠が先に変わる方が多いです。生理の前後の痛みは、周期を何回か重ねるうちに少しずつ変わっていくほうです。
そのため、一周期だけを見て判断はしません。何回か重ねながら一緒に見ていきます。
この判断の限界は何ですか?
生理痛には、子宮筋腫や子宮内膜症のようなほかの原因もあります。当院が診るのは、そのうちの一つの筋道です。
痛みが急に強くなる、出血量が大きく変わる、生理と関係なく痛むという場合は、婦人科の受診が先です。
同じ症状の方へ
- 睡眠の問題と生理痛は、同じところから出ていることが多いです。
- 下腹部の巡りが滞ると、痛みが腰まで広がります。
- 下まぶたの色からうかがえることがあります。
- 飲んでいる睡眠導入剤を、やめましょうとは申し上げません。
- 痛みが急に強くなる、出血量が変わるなら、婦人科が先です。
当院では、どんなタイプの不眠かから見極めます。 寝つけないのと、途中で目が覚めるのとでは、診るべきところが違います。
睡眠のせいで日中が崩れてしまっている方は、一度いらしてください。 寝つけないのか、途中で目が覚めるのかから見極めます。診るべきところが違うからです。
原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。
気になる症状はありませんか?
平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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