子どもが夜ふかしして、朝起きられないとき
目次
以下は、複数の方の診療を一つにまとめて再構成したものです。特定のお子さん一人の話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
よく伺うお悩み
- 「夜遅くまで寝なくて、朝起きられないんです。」
- 「起こすのが毎日戦争です。」
- 「睡眠時間が短いと、身長に影響がありますか?」
どんな状態で来院されますか?
夜中の1〜2時に寝て朝7時に起きる生活が続き、日中はいつも疲れています。試験期間になるとお腹まで痛いと言います。
保護者の方は体力の問題だと考えて来院されます。けれども見ていくと、睡眠不足が先にあることが多いのです。
何から見るのですか?
何時に寝て何時に起きるのか、そして何をいつ食べているのかをまず書き出してみます。この二つで、ほとんどのことが説明できます。
夜遅くにラーメンや甘いものを食べる習慣があると、寝つきにくくなるうえ、寝ている間も胃腸が働き続けます。朝食を抜いて夕食にまとめて食べるのも、同じ方向です。
野菜や魚介類はほとんど食べず、小麦粉ものと肉ばかり食べているケースもよくあります。責めるためではなく、変えられるところなので見るのです。
お腹が痛いというのは何なのでしょう?
試験期間だけ痛むのなら、緊張がお腹に出ていることが多いです。お腹がゴロゴロ鳴り、便がゆるく、トイレに行ってもすっきりしないと言います。
ただし、同じ場所がずっと痛む、夜に痛くて目が覚める、体重が減る、便に血が混じるといった場合は、小児科の受診が先です。
どのように診療しますか?
胃腸を楽にして吸収を助ける方向で進めます。そして、寝る時刻を少しずつ早めることを一緒に決めます。
一度に2時間早めなさいとは言いません。15分ずつずらします。守れる大きさで決めてこそ、続けられます。
子どもに「早く寝なさい」と言うだけでは変わりません。夜に何をしているのかを一緒に見て、そのうちの一つを前に移す、という形で決めます。
その後はどう過ごしましたか?
朝起きるのが前より楽になった、という声が先に出てきます。お腹の痛みは、試験期間を過ぎてみないとわかりません。
身長や成績が変わったかどうかは、当院が申し上げられることではありません。当院が見ているのは、睡眠と胃腸です。
この判断の限界は何ですか?
寝る時刻は、塾のスケジュールや試験によって決まる部分が大きいものです。それを当院が変えてさしあげることはできません。
付け加えます。日中に眠気がひどすぎる、いびきが大きいといった場合は、別の確認が必要です。子どもの場合、扁桃が大きいことが原因のこともあります。
保護者の方へのまとめ
- 体力の問題に見えても、睡眠不足が先にあることが多いです。
- 何時に寝て、何をいつ食べているかを書いてお持ちいただくと、ほとんどのことが説明できます。
- 夜遅く食べる習慣は、寝つきにも睡眠中にも負担になります。
- 寝る時刻は15分ずつずらします。守れる大きさで。
- 日中の眠気がひどすぎる、いびきが大きいといった場合は、別途確認が必要です。
当院は、今どのあたりにいるのかをまず確かめます。 焦らせることはせず、待ってよいのかどうかを根拠に基づいてお伝えします。
待ってよいのか、今手を打つべきなのかわからないなら、一度いらしてください。 お子さんが今どのあたりにいるのかを確かめ、焦らせることはしません。
生活の条件が違うため、同じ診療でも経過はお子さんごとに異なります。
気になる症状はありませんか?
平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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