肩の腱を傷めていると言われたとき
目次
以下は、複数の方の診療をひとつにまとめて再構成したものです。特定の一人の方のお話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
⚠️ まず確認すべきことはありますか?
腱が完全に切れている場合や、けがのあと急に腕が上がらなくなった場合は、手術が必要なことがあります。整形外科の受診と画像検査が先です。
当院にいらっしゃるのは、その確認を済ませたあとです。検査結果をお持ちいただければ、何ができて何ができないのかを分けてお伝えします。
どんな状態でいらっしゃいますか?
腕を上げたり回したりするときに痛み、特に夜、痛むほうを下にして横になると刺すように痛む、とおっしゃいます。
腕をよく使う仕事をしているわけでもないのに、とよく伺います。最初は筋肉痛だと思ってそのままにしていたところ、頭の上まで腕が上がらなくなっていらっしゃいます。
五十肩とはどう違うのですか?
腱を傷めている場合は特定の方向でとくに痛み、五十肩はどの方向にも引っかかります。ただし、両方を併せ持っている方もいらっしゃいます。
肩を包む腱が肩の骨にぶつかって炎症が起きる構造なので、腕を上げていく途中の範囲で痛むのが特徴です。
夜にひどくなる理由は五十肩と同じです。横になると肩の周りの圧力が上がり、血の巡りが悪くなります。
どのように診療するのですか?
炎症がある場所を確かめながら薬鍼(やくしん)を打ち、肩の位置を推拿(チュナ)治療で整えます。そのあと、肩周りの筋肉を鍛える運動へ移ります。
順番が大切です。痛む場所をそのままにして運動から始めると、腱がぶつかり続けます。炎症が落ち着いてはじめて、運動が役に立つ段階に入ります。
肩が前に丸まっている方が多くいます。その状態では腕を上げるたびに腱が通るスペースが狭くなるため、その姿勢を変えることもあわせて診ます。
その後、どうお過ごしでしたか?
夜の痛みが先に減る方が多く、腕を上げる動作はそれよりゆっくり楽になっていきます。
顔を洗う、髪を洗うといった毎日の動作がどうかを基準に見ます。角度は測って記録しておきますが、お伝えするときは「前回はここまででしたが、今日はここまでです」と一緒に確認します。
この判断の限界は何ですか?
傷んだ腱が元どおりにつながるとは申し上げません。当院が診るのは、炎症と周りの筋肉、そして肩の位置です。
痛みがかえってひどくなったり、腕に力が入らない感じが出てきたりした場合は、改めて検査を受けるようご案内します。
同じ症状の方へ
- 完全に切れている、またはけがのあと急に上がらなくなったなら、整形外科が先です。
- 腱を傷めている場合は特定の方向で、五十肩はどの方向にも引っかかります。
- 炎症が落ち着いてはじめて、運動が役に立つ段階に入ります。
- 肩が前に丸まっていると、腱が通るスペースが狭くなります。
- 傷んだ腱が元どおりにつながるとは申し上げません。
当院は、腕が上がる角度を測ってから始めます。 夜に寝返りが打てるようになることを、まず目標にします。
夜、痛くて寝返りが打てないのでしたら、一度いらしてください。 当院がまず取り組むのは、その夜の痛みです。眠れてこそ回復が始まります。
原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれです。
気になる症状はありませんか?
平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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