原因不明の頭痛は、あごのせいかもしれませんか?
目次
30秒でわかるポイント
- あごを動かす筋肉は、こめかみについています。
- その筋肉がこわばると、その場所が頭の痛みとして感じられます。
- 朝に痛むなら、寝ている間に歯を食いしばっていたのかもしれません。
- 本来、上下の歯は触れ合っていないのが正常です。
- 突然ひどい頭痛が起きたり力が抜けたりしたら、すぐに救急外来へ行ってください。
よく伺うお悩み
- 「頭痛薬を飲んでも、その時だけなんです。」
- 「頭が痛いのに、検査では何の異常もないと言われました。」
- 「朝あごがだるいので、歯ぎしりしているのかなと思っています。」
原因不明の頭痛は、あごのせいかもしれませんか?
あり得ます。あごを動かす筋肉はこめかみと頬に広くついているため、その筋肉がこわばると、その場所がそのまま頭の痛みとして感じられます。
検査では何も見つからなかったと言われた方は多くいらっしゃいます。そのようなときに当院が見る場所の一つが、あごです。脳を撮影しても、筋肉のこわばりは写りません。
あごから来る頭痛は、どんな感じですか?
こめかみのあたりが重く締めつけられる感じがよくあります。朝起きたときにはすでに痛い、あるいは午後になるにつれてひどくなる、というケースが多いです。
朝に痛む方は、寝ている間に歯を食いしばっていた可能性があります。ご本人は気づいていないことがほとんどです。朝あごがだるい、頬の内側に歯の跡がついている、といったことがあれば、見当をつけることができます。
午後になるにつれてひどくなる方は、日中に無意識のうちに歯をかみしめているケースです。集中しているときや緊張しているときに、上下の歯が触れ合っていないか一度確かめてみてください。本来、上下の歯は触れ合っていないのが正常です。
何を確認するのですか?
こめかみと頬の筋肉を手で押してみます。押したときに、いつも痛む場所へ痛みが広がるなら、その筋肉が関わっているということです。
口がどれだけ開くか、開くときに片側へ曲がらないかもあわせて見ます。首の角度と肩の高さも確認します。あごだけがこわばっているケースより、首まで一緒にこわばっているケースのほうがずっと多いです。
すべての頭痛があごのせいなのですか?
いいえ。頭痛の原因はもっとさまざまで、あごはその一つにすぎません。ほかの原因を先に除外してから見る場所です。
片頭痛は性質が違います。片側がズキズキし、光や音がわずらわしく、吐き気がして、動くとひどくなります。このような形なら、あごより先に片頭痛を考える必要があります。
この判断の限界は何ですか?
あごに取り組むことで頭痛がどれだけ減るかを、当院は数字として持っていません。ここに書いたのは、診察室で見てきた流れです。
必ずお伝えします。 生まれてから経験したことのないひどい頭痛が突然来た、熱が出て首が硬くなった、手足に力が入らない、ろれつが回らない、意識がぼんやりする、という場合はすぐに救急外来へ行ってください。頭痛の性質が最近変わった、あるいはだんだんひどくなっているなら、画像検査が先です。
当院は、頭痛がどこから来ているのかから確かめます。 あごを動かす筋肉はこめかみまでつながっていて、あごから始まった頭痛は少なくありません。
薬を飲んでもくり返す頭痛でしたら、一度いらしてください。 頭だけでなく、あごと首までつなげて診ます。
頭痛は原因がいくつもあるため、同じ治療でも結果は人それぞれです。
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