ホーム › 院長コラム › 頸椎椎間板ヘルニア · ストレートネック
2026年9月27日

首が痛いうえに腕までしびれるなら、話は変わります

キム・ジフン
医療監修 キム・ジフン 代表院長

痛む場所と問題のある場所が違うことがあります

30秒でわかるポイント

  1. しびれは電線のサインです。首から出た神経が圧迫されると、サインは圧迫された場所ではなく、電線の届く先である腕や指に出ます。
  2. そのため、手ばかりもんでいると原因を見落とします。電気スタンドの明かりがちらつくのに、電球だけを取り替えるようなものです。
  3. ご自宅で見当をつけられる手がかりが3つあります。どの指がしびれるか、首を動かすと変わるか、しびれなのか力が抜けるのか。
  4. ただし、この手がかりは推測であって、診断ではありません。2か所が同時に圧迫されていることもあります。
  5. 力の抜けがだんだん進む、箸の使い方がぎこちなくなる、歩くとふらつく場合は、見当をつけるまでもなく、精密な確認が先です。

よく伺うお悩み

  • 「最初は血行の問題だと思っていました。」
  • 「寝ているあいだに腕を下敷きにしたのかと思ったら、もう何週間も続いています。」
  • 「腕の外側にピリッとした線が走ります。」
  • 「首も少し重いんですが、首より腕のほうが問題な気がして。」

手がしびれて手首を振ってみたり、腕ばかりもんだりしていらっしゃいます。今日お伝えしたいのは、このことです。

痛む場所と問題のある場所が違うことがあります。

しびれは電線のサインです

首から出た神経は、電線のように肩や腕を通って指先まで下りていきます。

この電線がどこかで圧迫されると、サインは圧迫された場所ではなく、電線の届く先に出ます。首で圧迫されていても、しびれは腕や指で感じられるのです。

そのため、手だけを見ていると原因を見落とします。電気スタンドの明かりがちらつくときに、電球だけを取り替えるようなものです。 問題がコードの側にあるとしたら。

ご自宅で見当をつけられる手がかり3つ

その1、しびれの地図を描いてみてください。

どの指がしびれるかが手がかりです。親指側なのか、小指側なのか、手全体なのか。

手首で圧迫されるよくある問題(手根管症候群など)は小指にはあまり及ばず、夜にひどくなって手を振るとしばらく楽になる、という形がよく見られます。一方、首で圧迫されると、しびれが指だけでなく前腕や肩まで線をたどってつながっていることが多いものです。

その2、首の姿勢によって腕の症状が変わるかを見てください。

頭を後ろに反らしたり、痛い側に回したりしたときに腕のしびれが強くなるなら、首の側の手がかりです。反対に、しびれている側の手を頭の上にのせると楽になる方もいらっしゃいます。

その3、しびれなのか、力が抜けるのかを区別してみてください。

感覚がおかしいことと、力が抜けることとでは、重みが違います。物をよく落とす、瓶のふたが開けられない、腕を上げるときに力が足りない、といった場合は、しびれより一段上のサインです。

ただし、これは推測であって診断ではありません

実際には2か所が同時に圧迫されていることもあれば、肩の問題が腕の痛みとして現れることもあります。肩でも同じことが起こるという話は、別にまとめています。

この分かれ道が治療の方向を完全に分けるため、確認は診察と、必要な場合は画像で行います。

当院では初診で、しびれの地図と力・感覚・反射を診察で確認し、首での神経の圧迫が疑われる場合は、同じビル2階の画像診断科と連携して確認したうえで方針を決めます。

次のサインは、見当をつけるまでもなく確認が先です

  • 力の抜けがだんだん進んでいます。 先月より今月のほうが弱くなっています
  • 箸の使い方、ボタンかけ、字を書くことが、以前になくぎこちなくなりました
  • 歩くとふらつく、あるいは脚までこわばる感じがあります
  • 排尿・排便のコントロールに変化が出てきました

手の細かな動作や歩き方まで変わるのは、神経の中でもより中枢に近い部分の問題かもしれないというサインです。

この場合は韓医学的な治療を論じる段階ではなく、精密な評価が先です。当院にいらしても同じことをお伝えし、すぐにご案内します。

確認が済んだあとのお話

首で神経が圧迫されていると確認されても、上のようなサインがない場合、その多くは時間とともに良くなっていく経過をたどることが知られています。

そこで、当院の役割はふたつです。

ひとつは、痛みや首・肩の緊張に鍼・薬鍼(やくしん)・推拿(チュナ)治療で対処し、その回復の期間を耐えられるものにすること。

もうひとつは、決めた時点ごとに力と感覚を確認し直し、進行のサインが現れたら見逃さずに次の段階へおつなぎすること。

良くなっていくかを見守ることも診療ですが、悪くなっていくのを早くとらえることは、さらに大切な診療です。 当院が首をどのような順番で診るかは、診療案内にまとめています。

今晩していただきたいこと、ひとつ

腕をもまずに眠れる夜。瓶のふたを前にためらわない手。当院が目指すのは、そんな日常です。

経過は、圧迫されている場所や程度、症状が続いてきた期間によって人それぞれ異なります。ただ、最初の一歩は今日踏み出せます。

紙に手の形を描いて、しびれる部分を塗ってみてください。 いつからなのか、首を動かすと変わるか、力の抜けはないか、という3行のメモと一緒に。

その地図を持っていらしていただければ、電球が問題なのかコードが問題なのかを、一緒に確かめます。

ご相談・ご予約はページ右下のメッセンジャーから日本語でどうぞ。お電話は +82-53-716-1175 です。

首の痛みと姿勢に関する根拠は、院長コラムストレートネックだから痛いのか、痛いからストレートネックになるのかにまとめています。

気になる症状はありませんか?

平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。

日本語でご相談いただけます

ページ右下のメッセンジャー(チャット)から日本語でどうぞ。スタッフが翻訳してお返事しますので、返信までお時間をいただく場合があります。

お電話:+82-53-716-1175(韓国国内からは 053-716-1175)

キム・ジフン

キム・ジフン 代表院長

検査では異常がないと言われたのに、不調が続いている方を診ています。お腹を押して診る腹診、舌を見る舌診、脈をとる脈診で体の状態を確かめ、確認したことを数字で記録して、次の診療のときに比べます。 痛みについては、痛む場所だけを見ることはしません。足の着地のしかたや顎のバランス、歩き方から原因を探します。治療の方針をご説明するときは、どの学術誌のどの研究なのかもあわせてお伝えします。ご自身で確かめられてこそ根拠だと考えています。

医師紹介をもっと見る →
/* v1.35.6 cache-bust 1775272025 */