我慢してきたら、ある日突然腰が伸びなくなったとき
目次
以下は、何人かの方の診療をひとつにまとめて構成し直したものです。特定の
お一人のお話ではなく、個人が特定できる内容はすべて取り除いています。
どのような状態で来院されますか?
床に座って何かをしていて、立ち上がろうとした瞬間に、腰が固まったように伸びなく
なったとおっしゃいます。一人では動くのが難しい状態で来院されます。
お尋ねしてみると、以前からまったく痛くなかったわけではありません。湿布を貼れば一日二日で
良くなっていたので、あまり気にせずに過ごしてこられた方がほとんどです。
本当に突然起きたのでしょうか?
突然起きたように感じられますが、長く積み重なった負担が限界に達したときに、
一気に現れる場合が多くあります。
ですから、「昨日何をしてしまったのか」を探すよりも、ここ数年をどのように過ごしてこられたかを
お尋ねします。たいてい、その中に答えがあります。
何を診るのですか?
一日をどこで、どのような姿勢で過ごしているかを見ます。床に座って
過ごしてきた時間が長い方が多くいらっしゃいます。
あぐらをかいたり、しゃがんだりすると、腰が丸くなります。この姿勢は、椅子に座る
ときよりも腰にかかる圧力が大きくなります。何十年も積み重なると、耐えるのが難しくなります。
検査結果を一緒に見ながらご説明します。腰の骨と骨の間隔が狭くなっていたり、腰の
前側のカーブがなくなっていたりする場合は、これまで押しつぶされてきた跡と考えます。
どのように診療するのですか?
急に痛みが出た時期には、炎症を鎮めることが先です。神経の
周りが腫れて敏感になっている状態では、軽く動かすだけでも悪化するからです。
痛みが落ち着いたら、推拿(チュナ)治療で押しつぶされていた関節を一つずつほぐし、失われた腰のカーブを取り戻す
段階に進みます。
そして、生活も一緒に変えていきます。家事をするときにも椅子に座るように、床で
過ごす時間を減らすようにご案内します。これが抜けると、同じことが繰り返されます。
その後、どのように過ごされましたか?
かがんだり反らしたりする動作がなめらかになるのが先で、痛みが日常の中で
あまり気にならない程度になるのがその次です。
「腰を伸ばすときに怖くない」というところまで来られたら、そこからは維持が目標に
なります。
この判断の限界は何ですか?
長く押しつぶされてきた構造が元どおりに戻るとは申し上げません。
当院が扱うのは、今痛んでいる理由と、それが繰り返される条件です。
動けないほど痛い場合、脚に力が入らない場合、夜に痛みで何度も目が覚める場合は、
画像検査が先です。
同じ症状の方へ
- 突然起きたように見えても、長く積み重なった負担が限界に達したものです。
- 床に座る姿勢は、椅子よりも腰にかかる圧力が大きくなります。
- 急に痛みが出た時期には、炎症を鎮めることが先です。
- 生活も一緒に変えなければ、同じことが繰り返されます。
- 押しつぶされてきた構造が元どおりに戻るとは申し上げません。
当院では、歩ける距離と脚の力を測ってから始めます。 良くなっているかどうかを、感覚ではなく数字で確認していただけます。
歩ける距離が以前より短くなった方は、一度測りにいらしてください。 今どれくらい歩けるのかを知っておくだけでも、次の判断が変わります。
原因がいくつもあるため、同じ診療でも経過は人それぞれ異なります。
気になる症状はありませんか?
平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。
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