足が崩れると、なぜ膝や腰まで痛くなるのですか?
目次
30秒でわかるポイント
- 足は、体が地面に触れる最初の場所です。
- 最初の場所が傾くと、膝と骨盤も一緒に傾きます。
- 一日5千歩以上、その傾きが繰り返されます。
- 膝が痛いときは、足のアーチと歩き方、骨盤の高さを合わせて見ます。
- ただし、腫れていたり、けがをした後だったりする場合は、別の検査が先です。
よく伺うお悩み
- 「足が痛いのに、膝や腰まで痛くなってきました。」
- 「足が原因だなんて、初めて言われました。」
- 「どこから診てもらえばいいのかわかりません。」
足が崩れると、なぜ膝や腰まで痛くなるのですか?
足は、体が地面に触れる最初の場所です。最初の場所が傾くと、その上の膝と
骨盤がバランスを取ろうとして一緒に傾き、傾いたまま歩くことが毎日何千回も繰り返されます。
膝が痛くて来院されたのに、まず足から診ましょうと言うと不思議に思われます。けれども膝は、上下に挟まれた
関節です。下から押し上げられる力があれば、膝はそれを受け止めるしかありません。
一日に何回くらい繰り返されるのですか?
韓国の成人の一日の平均歩数は5千歩を超えます。片側に
傾いた歩き方なら、その傾きが一日に何千回も繰り返されるということです。
この数字が大切なのには理由があります。診察室で姿勢を整えるのは、長くても数十
分です。残りの時間の何千歩が、それを元に戻してしまいます。足を支えることがなぜ一緒に
必要なのか、その理由がここにあります。
足から始まって、どこまで上がっていくのですか?
足のアーチが崩れると、すねの骨が内側に回り、その上の膝が内側に
寄り、骨盤の高さが左右で変わり、腰がそれを補おうとして片側に曲がります。
診察室でよく見る流れです。足が崩れた側の骨盤が下がり、反対側の肩が
上がります。靴のかかとは片側だけがすり減り、ズボンのファスナーが横にずれていきます。ご本人は足が原因だと
考えたこともない場合がほとんどです。
では、膝が痛いときは何を確認するのですか?
立っているときの足のアーチの高さ、歩くときに体重が足のどちら側を通っていくか、
そして左右の骨盤の高さを合わせて見ます。膝だけを見ることはしません。
確認する方法は難しくありません。履いてこられた靴の底を見ます。片側の外側だけがすり減っているか、
内側だけがすり減っているかが、歩き方が残した記録です。足の裏の一か所にだけたこができているなら、その
場所ばかりを体重が通っているというしるしです。
この判断にはどんな限界がありますか?
足が原因だと断定することはできません。膝や腰が痛む原因はほかにも
ずっと多くあり、足はそのうちの一つにすぎません。付け加えます。第一に、足の形が崩れていても何ともない方は
たくさんいます。崩れていることと痛むことは別です。第二に、この流れは診察室で見た
ものであり、比較群を置いて確認したものではありません。第三に、膝が腫れたり熱を
持ったりしている場合や、けがをしてから痛み始めた場合は、別の検査が先です。
当院では、痛むところよりも、地面に触れるところから診ます。 足が崩れると、その上の膝と骨盤が順番についていきます。
膝や腰を治療しても元に戻ってしまう方は、一度足を診てもらってください。 上のほうばかり探していて見落とすことがあります。
足の形が同じでも、痛みが出るかどうかは人それぞれ異なります。
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