蜂毒(ほうどく)薬鍼は安全ですか?
目次
30秒でわかるポイント
- 蜂に刺されて大きく腫れたことや、息苦しくなったことがある方は受けられません。
- 最初はごく少量で、皮膚の反応をまず確認します。
- 治療後20〜30分は院内にとどまっていただきます。
- じんましんが広がる、息苦しいという場合はすぐにお知らせください。ご自宅なら119番です。
- 「天然だから副作用はない」という言葉は使いません。
よく伺うお悩み
- 「蜂毒と聞いて、怖くなりました。」
- 「蜂に刺されると危ないって聞きますけど、大丈夫ですか?」
- 「アレルギーがあるんですが、打っても大丈夫ですか?」
⚠️ まず申し上げます
蜂に刺されてひどく腫れたことや、息苦しくなったことがある方は受けられ
ません。この治療では、まれに命にかかわる反応が起こることがあります。
そのため、最初はごく少量で皮膚の反応をまず確認します。異常がなければ、次に
少し量を上げます。この手順を省くことはありません。
治療後20分から30分は院内にとどまっていただきます。反応はたいていその間に
現れるからです。緊急時の対応に必要な薬と準備を整えたうえで行います。
蜂毒(ほうどく)薬鍼とは何ですか?
蜂から得た成分を精製し、痛む場所の近くにごく少量を注入する
治療です。炎症を鎮める方向に働くと考えられています。
蜂に刺されるのとは違います。刺されたときに入る量とは比べものにならないほど少なく、刺激に
なる成分を取り除いたものを使います。
どんな場合に使うのですか?
長引いている炎症性の痛みに使います。鍼(はり)や一般的な薬鍼(やくしん)で改善が遅い場合に、
次の段階として検討します。
最初から使うことはありません。リスクのある治療なので、必要な場合にだけ使います。
どんな反応が起こりうるのですか?
打った場所が腫れてかゆくなり、赤くなって、数日こわばります。ここまでは
よくある反応です。
別に考えなければならないのは、次のような場合です——全身にじんましんが広がる、唇や
舌が腫れる、息がしづらい、めまいがして冷や汗が出て意識が遠のく。
このときはすぐにお知らせいただく必要があり、帰宅後であれば119番です。
打ったあと数日は、激しい運動や飲酒は避けたほうがよいでしょう。
受けないほうがよい方もいらっしゃいますか?
蜂アレルギーがある方、妊娠中の方、免疫に関わる薬を飲んでいる
方、重い心臓病がある方です。
ほかのアレルギーがひどい方も、より慎重に判断します。以前ほかの医療機関で蜂毒を打って
具合が悪くなったことがある方は、必ずお知らせください。
この判断の限界は何ですか?
この治療がほかの治療より優れているとは申し上げません。リスクを
抱えて使う治療なので、それだけ必要な場合なのかをまず見極めます。
付け加えます。「天然だから副作用はない」という言葉を、当院は使いません。天然であることと
安全であることは別の話で、この治療は実際にリスクがあるほうに入ります。
当院では、蜂毒を使う前にまず反応を確認します。 少量から始めて、異常がないかを見ながら増やしていきます。
アレルギーが心配で迷っていた方は、一度ご相談ください。 使えるかどうかから確認いたします。
体質や反応によって、使えるかどうかは人それぞれです。
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