薬鍼(やくしん)とは何で、普通の鍼とどう違うのですか?
目次
30秒でわかるポイント
- 薬鍼(やくしん)は、韓方の生薬から抽出した液を細い針で入れる治療です。
- 超音波で見ると、針先がどの層にあるかを確認できます。
- 深い場所に打つとき、避けるべきものを避けるのに役立ちます。
- すべてのケースで必要なわけではありません。
- 血が止まりにくくなる薬を飲んでいる方は、事前にお知らせください。
よく伺うお悩み
- 「鍼は何度も受けたことがあるけれど、その場限りでした。」
- 「薬鍼が何なのかわからなくて、聞くのもためらっていました。」
- 「注射は受けたくないんですが、ほかの方法はありませんか?」
薬鍼(やくしん)とは何で、普通の鍼とどう違うのですか?
薬鍼(やくしん)は、韓方の生薬から抽出・精製した液を、細い注射針で入れる治療です。鍼が刺激だけを与えるのとは違い、薬鍼は刺激に加えて薬の成分がその場所に入ります。
「鍼の一種ですか、それとも注射ですか」という質問をよく受けます。両方にまたがっています。打つ場所は鍼を打つ場所に従い、入れ方は注射に近いものです。
超音波を見ながら打つとは、どういう意味ですか?
皮膚の下の構造を画面で見ながら、針先の位置を確かめて打つという意味です。指先の感覚だけで見当をつけるのと、目で見ながら入れるのとの違いです。
体の中には神経や血管が通っています。深い場所に打たなければならないとき、見えない状態で入れると、避けるべきものを避けるのが難しくなります。画面で見ると、針がいまどの層にあるかを確認できます。
また、狙った場所に正確に入ったかどうかも確認できます。腱が骨に付く場所のように狭いところでは、少しずれただけで薬が見当違いの層に広がってしまいます。
どんな場合に使うのですか?
鍼治療だけでは十分でなかった場合や、痛む場所が深く指先の感覚だけでは届きにくい場合です。
すべての方に使うわけではありません。浅い場所の筋肉のこりであれば、鍼や手でほぐすだけで十分なことが多いものです。多くのことをすれば、いつもより良いというわけではありません。
副作用はありませんか?
ないとは申し上げません。針を入れる治療なので、あざができたり、打った場所が数日重だるくなったりすることがあり、まれにアレルギー反応が起こることもあります。
血が止まりにくくなる薬を飲んでいる方、その場所に炎症や感染がある方、妊娠中の方は、事前にお知らせください。打たない、あるいは別の方法をとる必要がある場合があります。
打ったあと、その場所がだんだん腫れて赤くなったり、熱が出たりした場合は、すぐにお知らせください。
この説明の限界は何ですか?
超音波を見ながら打つほうが、そうでない場合より結果が良いということを比較して確かめた資料を、当院は持っていません。
正確に書いておきます。ここでお伝えしたのは「針先の位置を確認できる」という事実であって、「だからよく治る」ということではありません。このふたつは別の話で、後者を言うには根拠が必要です。
当院では、まず薬鍼を使うべき場所かどうかを見ます。 すべての痛みに必要な治療ではなく、深い場所に直接届かせる必要があるときに使う治療です。
鍼を何度も受けたけれどその場限りだった方は、一度ご相談ください。 なぜその場限りだったのかから、一緒に見ていきます。
痛む場所や体の状態によって、合う治療は人それぞれ異なります。
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