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2026年8月8日

リハビリ運動は、いつ、どのように始めるのですか?

キム・ジフン
医療監修 キム・ジフン 代表院長

30秒でわかるポイント

  1. 動かさずに耐える運動から始めます — まだ痛みがあってもできます。
  2. ギプスや装具をつけているときでも、筋肉が落ちるのを防ぐことができます。
  3. 力を入れる → 耐える → 動かす → 重さを加える、という順番です。
  4. 行っている最中に痛むなら、その段階はまだ早いということです。
  5. 手術を受けた医療機関から指示された制限があれば、そちらが優先です。

よく伺うお悩み

  • 「運動したほうがいいと言われるけれど、やっているうちにもっと痛くなりそうで怖いです。」
  • 「YouTubeを見てまねしてみたら、かえって痛くなりました。」
  • 「いつから始めればいいのかわかりません。」

リハビリ運動は、いつ、どのように始めるのですか?

動かさずに耐えることから始めます。関節を動かさないので、まだ痛みのある段階でもでき、そのぶん安全です。

運動というと、重い物を持ち上げたり関節を大きく動かしたりすることを思い浮かべる方が多いでしょう。回復の段階でそれから始めると、また痛めてしまいます。最初に行うのは、力は使っても体は動かさない運動です。

医学的には、これを「等尺性運動(アイソメトリック運動)」と呼びます。プランクが代表的な例です — 姿勢を保っているだけなのに、力はずっと使っています。

なぜ耐えることから始めるのですか?

関節が動かないので、治りかけている組織に触れません。それでいて、筋肉が落ちるのは防ぐことができます。

ギプスや装具をつけているときでもできます。筋肉が落ちる速さは思っているより速いものです。何もせずに治るのを待つのと、そのあいだに耐える運動だけでもしておくのとでは、あとで大きな差になります。

もうひとつは、体がその場所の使い方を忘れないようにすることです。長く使わないでいると、力があってもうまく入らなくなります。

どんな段階があるのですか?

回復の段階はこう上がっていきます

  1. いちばん最初は、軽く力を入れて抜くだけです。抵抗をかけずに、筋肉に力が入る感覚だけをつくります。筋力が増えるわけではありませんが、治りかけの組織を守り、こわばるのを防ぎます。
  2. 次は、姿勢を保って耐えることです。ぐらつかないように保つ力を養います。この段階で、関節を支える力が戻ってきます。
  3. ここまでが楽にできるようになったら、関節を動かす運動へ進みます。重さを加えるのは最後です。
  4. 最後に、実際の生活やこれまでしていた運動の動作を取り入れます。日常へ戻っていく段階です。

どのくらいの強さで行えばよいですか?

行っているあいだに痛くないことが条件です。痛むなら、その段階はまだ早いということです。

運動中に痛む、あるいは終わってから翌日まで痛みが残る場合は、段階をひとつ下げます。我慢して続けると、かえって回復が遅れます。

反対に何ともなければ、少しずつ上げていきます。この調整を、毎回の診療のときに一緒に確認します。

手術を受けたあとでも行いますか?

むしろそのときこそ必要です。固定して横になっているあいだに、筋肉が大きく落ちるからです。

手術後に特に筋力を補うことなく日常に戻り、以前より痛くなって来院される方は少なくありません。その時点では、鍼や吸い玉(カッピング)で痛みだけを抑える段階をすでに過ぎていることが多いのです。

ただし、手術を受けた医療機関から指示された制限があれば、そちらが優先です。いつから何をしてよいかを確認していらしていただければ、その範囲の中で合わせてまいります。

この判断の限界は何ですか?

どんな順番がいちばん良いかは、痛めた場所や状態によって違います。ここに書いたのは一般的な順番です。

付け加えます。運動を一緒に行った方と行わなかった方を並べて比べた資料を、当院は持っていません。

当院では、いつ始めるかを日付ではなく状態で決めます。 同じ手術、同じけがでも、いま動かせる範囲が違えば出発点も違います。

運動を始めてよいのかわからない方は、一度測りにいらしてください。 いましてよいことと、まだ早いことを分けてお伝えします。

痛めた場所や状態によって、始める時期は人それぞれ異なります。

気になる症状はありませんか?

平日は夜8時半まで、土日・祝日も診療しています。

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キム・ジフン

キム・ジフン 代表院長

検査では異常がないと言われたのに、不調が続いている方を診ています。お腹を押して診る腹診、舌を見る舌診、脈をとる脈診で体の状態を確かめ、確認したことを数字で記録して、次の診療のときに比べます。 痛みについては、痛む場所だけを見ることはしません。足の着地のしかたや顎のバランス、歩き方から原因を探します。治療の方針をご説明するときは、どの学術誌のどの研究なのかもあわせてお伝えします。ご自身で確かめられてこそ根拠だと考えています。

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