腰椎椎間板ヘルニアは、どんなサインで始まりますか?
目次
30秒でわかるポイント
- 腰よりも、脚へ下りていくしびれのほうが大切なサインです。
- 座っているときに強くつらくなるなら、椎間板ヘルニアを疑います。
- 咳をしたときに脚へピリッと響くのも、よくある初期のサインです。
- 力や感覚まで落ちているなら、初期ではありません。
- 脚に力が入らない、排尿・排便に異常がある場合は、すぐに大きな病院へ行ってください。
よく伺うお悩み
- 「腰より脚のほうがしびれるんです。」
- 「数日前にちょっとひねっただけだと思っていたのに、治りません。」
- 「座っていて立ち上がるときがいちばんつらいです。」
腰椎椎間板ヘルニアは、どんなサインで始まりますか?
腰の痛みよりも、脚のほうへ下りていくしびれのほうが大切なサインです。お尻から太ももの裏、ふくらはぎへと続くしびれなら、神経が圧迫されている可能性を疑います。
単なる腰の筋肉痛と椎間板ヘルニアを分けるポイントはここです。筋肉が原因なら痛む場所は腰にとどまり、神経が圧迫されるとその神経の通り道に沿って下へ下りていきます。
初期に見落としやすいことは何ですか?
座っているときにつらさが増すことです。座ると腰にかかる圧力が立っているときより大きくなるため、長く座ってから立ち上がるときがいちばんつらくなります。
咳やくしゃみをしたときに腰から脚へピリッと響くのも、よくある初期のサインです。お腹に力が入ることで、一瞬圧力が上がるからです。
朝、顔を洗おうと前かがみになるときに特につらいのも同じです。寝ているあいだに水分を含んだ椎間板が、朝いちばん膨らんでいるからです。
初期かどうかは、どうやって見分けるのですか?
仰向けに寝て脚を持ち上げてみます。どの角度で脚の裏側にしびれが再現されるかを見ると、神経が圧迫されている程度を推し量ることができます。
さらに、つま先立ちとかかと立ちをしていただき、力が抜けているところがないかを確認します。感覚が鈍くなっている場所がないかも一緒に見ます。力や感覚まで落ちているなら、初期ではありません。
初期なら何をするのですか?
圧迫された神経のまわりのむくみや炎症を鎮めることと、腰にかかる圧力を減らすことを並行して行います。座っている時間と姿勢が特に大切です。
飛び出した椎間板そのものを手で押し戻すことはできません。変えるのは、そのまわりの状態と、腰にかかる力の大きさです。
この判断の限界は何ですか?
外から見る検査だけでは、椎間板ヘルニアかどうかを確定することはできません。確認が必要であれば、画像検査をお勧めします。
必ずお伝えしておきます。脚に力が入らない、排尿・排便のコントロールが難しい、両脚が同時にしびれる、といった場合は救急に近い状態です。このような場合はためらわず、すぐに大きな病院へ行ってください。時間をかけるほど損になります。
当院では、どこまでが腰の問題で、どこからが脚の問題なのかを分けて見ます。 同じ腰の痛みでも、脚へ下りてくるかどうかによって見るべき場所が変わります。
腰から始まって脚へ下りてくる感じが出てきたら、先延ばしにしないでください。 早めに確認しておけば、選べる方法の幅が広がります。
圧迫の程度やこれまでの期間によって、回復の経過は人それぞれ異なります。
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