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2026年10月19日

子どもの脚がO字ですが、大丈夫でしょうか

キム・ジフン
医療監修 キム・ジフン 代表院長

よちよち歩く子どもの脚の間を、ボールが一つ通り抜けそうなら

30秒でわかるポイント

  1. よちよち歩きの時期の子どものO脚は、ほとんどが病気ではなく成長の過程です。
  2. 子どもの脚はO字 → 真っすぐ → X字 → 真っすぐの順に育っていきます。3〜4歳で膝がくっつき、足首が開いている姿もよく見られます。
  3. ただし、満2〜3歳を過ぎても減らない・ひどくなるとき、片側だけ曲がっているとき、身長が同年代よりはっきり低いとき、痛がる・足を引きずるときは、様子を見ずにまず確認をします。
  4. 様子を見るときは、3か月ごとに同じ場所で正面から写真を撮っておいてください。目ではわからなかった変化の方向が見えてきます。
  5. よちよち歩きの子どもに、矯正靴・装具を急ぐ根拠はありません。裸足でたっぷり歩き、走り、遊ぶことが、いちばん良い運動です。

よく伺うお悩み

  • 「足首はくっつくのに、膝の間が丸く開いているんです。」
  • 「今のうちに直してあげないと、一生このままなんじゃないかと。」
  • 「検索すると、矯正器具や矯正靴の広告ばかり出てきます。」
  • 「周りの大人は大きくなれば真っすぐになると言うんですが、信じて待っていていいんでしょうか?」

歩き始めた子どもを後ろから見ると、脚の間が丸く開いています。

よちよち歩く姿がかわいいと思いつつ、ふと心配になります。これってO脚では? 検索すると矯正グッズの広告が次々に出てきて、心配はさらに大きくなります。

先にお答えすると、この時期の左右が同じくらいのO脚は、たいてい成長とともに過ぎていく姿です。

子どもの脚は、もともとO字から始まります

お腹の中で、赤ちゃんは脚を丸めて過ごしています。そのため生まれたときは脚が外側に曲がっていて、よちよち歩きの頃までO字がはっきりしていることが多いのです。この曲がりは、子どもが歩いたり走ったりして育つうちに、自然に真っすぐになっていきます。

面白いのはその先です。満2歳前後で真っすぐになった脚はそこで止まらず、今度はX字のほうへ傾きます。3〜4歳の子どもが膝同士をくっつけ、足首を開いて立っている姿は、むしろよく見られます。そして小学校に上がる頃に、大人と似た真っすぐな脚に落ち着きます。

時期 よく見られる形
生まれてからよちよち歩きの頃 O字
満2歳前後 真っすぐ
3〜4歳 X字のほうへ
小学校入学の頃 再び真っすぐ、大人と同じような形に

今見えているO字は、この道のりの最初の区間である可能性が高いのです。ですからこの時期に必要なのは、矯正よりしっかり見守ることです。X字に移った子どもが心配な方は、X脚編もあわせてご覧ください。

ただし、見守るだけではいけない場合があります

この道のりから外れたというサインがあります。一つでも当てはまれば、「大きくなれば真っすぐになるだろう」と見過ごさないでください。

  • 満2〜3歳を過ぎてもO字が減らない、あるいはむしろひどくなっている
  • 片方の脚だけが曲がっている、または左右の曲がり具合が目立って違う
  • 身長が同年代よりはっきり低い
  • 痛がる、足を引きずる、あまり歩こうとしない

こうしたサインは、骨が伸びる場所(成長板)の問題や、骨をつくるのに必要な栄養(ビタミンDなど)の問題を確かめる必要がある、という意味かもしれません。

この場合は、矯正運動や矯正器具を調べる段階ではありません。画像で骨の状態を見て、必要な診療を受けることが先です。当院でも、こうしたサインが見られたら矯正の話はせず、同じビル2階の画像診断科との連携と、小児の専門診療をまずご案内します。

「見守る」をきちんと行う方法

漠然と見守っていると、心配が大きくなるばかりです。毎日見ている子どもの脚が少しずつ変わっていくのは、目では気づきにくいものです。

そこで、見守ることを記録に変えることをおすすめします。

一つ目、3か月に一度写真を撮ります。 同じ場所で子どもを裸足で立たせ、くるぶしを軽くくっつけた状態で、正面から撮っておいてください。

二つ目、膝の間を指で測ります。 膝の間に指が何本入るかを、日付と一緒に書き留めておくとよいでしょう。

三つ目、並べて見ます。 写真を並べると、減っているのか、変わらないのか、片側だけ違うのかが見えてきます。もし診療が必要になったときも、この記録がいちばん良い資料になります。

一つ付け加えると、よちよち歩きの子どもに矯正靴や装具を急いで使うことは、正常な発達段階においては根拠の確立した方法ではありません。裸足でたっぷり歩き、走り、遊ぶこと。子どもにとっては、それがいちばん良い運動です。

当院がすることは、二つのうちのどちらかです

安心していただくか、すぐに専門の診療へおつなぎするか。

まず伺い、測ります。 いつ歩き始めたか、曲がった形が減っているのか増えているのか、片側か両側か、家族に似たケースがあるかを伺います。そして子どもを立たせ、左右の脚の対称性と膝の間の間隔を測って、基準値として残します。

正常な発達の範囲と見られれば、矯正プログラムはおすすめしません。 これからどんな変化が正常なのか、どんなサインが見られたらまた来ていただくべきか、記録はどうするかをお伝えし、次の確認時期を一緒に決めます。

上のサインが見られれば、すぐにご案内します。 画像による確認と必要な診療へおつなぎします。

子どもの脚について当院ができるもっとも誠実なことは、二つだと考えています。必要のない治療を始めないこと、そして必要な確認を先延ばしにしないことです。

学齢期をかなり過ぎても脚の間が開いて見えるなら、事情は違います。その場合については、子どものO脚編に別に書いてあります。

こう変わります

毎晩子どもの脚の写真を検索していた心配の代わりに、3か月ごとに撮った写真の中で、子どもが育っていく道のりを確かめる楽しみ。

ご両親がその道のりを安心して見守れること。当院が願っているのは、それです。

脚が真っすぐになる時期と速さは、お子さんごとに違います。

今日のまとめ

よちよち歩きの時期のO脚は、たいてい矯正より、記録しながら見守るべきものです。 ただし、上の四つのサインのうち一つでもあれば、確認が先です。

今日やっていただきたいことは一つです。子どもを裸足で立たせ、足首をくっつけた状態で、正面から写真を1枚撮っておいてください。日付と一緒に。それが最初の基準になります。

四つのサインの中で気になるものがあれば、その写真を持っていらしてください。見守るべきものか、確かめるべきものか、一緒に見分けます。週末も診療していますので、お子さんと一緒に来院しやすいと思います。

大人のO脚と矯正の根拠はO脚の根拠編に、当院が体型を測って扱う順番は診療案内にまとめてあります。

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キム・ジフン

キム・ジフン 代表院長

検査では異常がないと言われたのに、不調が続いている方を診ています。お腹を押して診る腹診、舌を見る舌診、脈をとる脈診で体の状態を確かめ、確認したことを数字で記録して、次の診療のときに比べます。 痛みについては、痛む場所だけを見ることはしません。足の着地のしかたや顎のバランス、歩き方から原因を探します。治療の方針をご説明するときは、どの学術誌のどの研究なのかもあわせてお伝えします。ご自身で確かめられてこそ根拠だと考えています。

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